菊鹿ワイナリー キッカワイナリー

菊鹿ワイナリー
キッカワイナリー

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  • 設立年 : 平成10年10月
  • 創業/拠点 : 熊本県熊本市北区和泉字三ツ塚168ー17
  • デザイナー : 日本 / 熊本


熊本ワインの醸造を開始した当初のぶどう品種は、「巨峰」「マスカット・ベーリーA」の2品種でした。のちに「キャンベル・アーリー」「デラウェア」も加え醸造して参りました。熊本県内の山鹿地区、植木地区、菊池地区、益城地区、不知火地区、熊本市内と広範囲のぶどう産地との取り組みは、現在の“肥後六花シリーズ”の基盤となっています。また1999年には、山鹿市菊鹿町(旧 鹿本郡菊鹿町)で菊鹿町葡萄生産振興会を設立、契約栽培にも積極的に取り組んで参りました。

設立当初はわずか3軒の生産者でしたが2017年現在では総勢30軒の契約数となり、栽培面積も当初の3倍、約9ヘクタールとなりました。地域の方々とも一丸となり、良いぶどう作りに専念しています。収穫期の気温は、熊本市街地と比べると4~5°C低く、夜になるとぐっと温度が下がり、寒暖差がぶどうに良い影響をあたえます。さらには、年間2,000時間という恵まれた日照量と、18年間積上げてきた栽培技術を基に、味わい深いぶどうを収穫できるようになりました。

菊鹿町葡萄生産振興会との契約栽培で、地域に合わせた栽培管理で健全なぶどう造りを目指しています。ぶどうの収穫の際は、糖度や酸度の数値を参考にしながら、実際に舌で感じる食味で収穫日を判断し、さらに醸造するワインの方向性もイメージしていきます。

ベストなタイミングで収穫したぶどうを優しく搾り、樽発酵や樽熟成などを造り分けていきます。そして適切な温度管理のもと、ゆっくりと発酵させて繊細な味わいのワインへと仕上げます。

その中でも特にこだわってつくるのがナイト・ハーベスト。
いかに良い状態でぶどうを畑から運びだすかが鍵となり、出来るだけ気温が低い夜間に狙いを定めて新鮮なぶどうを収穫します。
そのあとは100%フレンチオークの樽で発酵させ、澱と接触させるシュールリーを行い、熟成させてから瓶に詰め、さらに瓶での熟成を経てリリースされます。

こだわり抜いて作り上げた「菊鹿ナイト・ハーベスト2008」が第12回ジャパン・ワイン・チャレンジ2009において、最優秀新世界白ワイントロフィーを受賞しました。
また、様々なコンクールで金賞を受賞しています。